ここでは、JR新幹線の乗車券が2割引(20%OFF)になる学割の買い方を解説します。注意点も詳しく解説するので、参考にどうぞ。
JR新幹線の学割とは?
JRの学割は、新幹線を利用する際に、片道100km以上の区間で適用される割引です。対象となるのはJR線のみです。
学割対象のJR線一覧
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- 九州旅客鉄道(JR九州)
割引率は20%OFFですが、対象となるのは乗車券のみで、特急券には適用されません。
一例として、こちら
はYahoo!路線で東京から新大阪(片道約550km)の通常料金を調べた結果ですが、学割(20%OFF)の対象は乗車券の8,910円の部分のみです。特急券(自由席)の4,960円には適用されません。
そのため、合計額では下記
のようになります。実質は総額の12%〜13%OFFほど、と思っておきましょう。東京〜新大阪の例 | 通常 | 学割適用後 |
---|---|---|
乗車券 | 8,910円→ | 7,120円 |
特急券(自由席) | 4,960円→ | 4,960円 |
合計額 | 13,870円 | 12,080円 |
実際の買い方
① 事前に学割証を発行してもらおう
学割で切符を買うには、事前に学校(JRに指定された全国の中学・高校・大学・専門学校)の窓口・学生課・証明書発行機で発行される学割証(正式名称:学校学生生徒旅客運賃割引証)が必須です。
学生証だけでは適用されないのでご注意ください。
窓口にて「新幹線の学割証発行をお願いします」と伝えればOK。すぐに発行して頂けます。なお、発行手数料は基本的に無料です。
② 乗車区間と種類(片道・往復)を記入しよう
学割証の必要事項のうち、利用者側が書くのは※印の「乗車区間」と「乗車券の種類:片道・往復」のみです。その他の欄は、基本的に発行者側が記入する決まりなので、誤りがない限り記入は不要です。
③ 駅の窓口で学割証を掲示し、切符を購入しよう
学割による切符の購入は、基本的に駅の窓口(みどりの窓口など)で行います。駅員さんに学割を希望する旨を伝え、学割証を提示すると乗車券が20%OFFで購入できます。なお、代理人による購入も可能です。
話せる指定席券売機でも購入可
話せる指定席券売機でも、呼び出しボタンを押してオペレーターに学割を利用したい旨を伝えると対応して頂けます。券売機には学割証をかざすためのスペースも設けられています。
支払い方法について
支払い方法は現金・クレジットカードです。スマホ決済は非対応なのでご注意を。
上記以外では、基本的に学割は利用できないのでご注意ください。
③ 新幹線に乗る際は学生証の所持が必須
駅員さんによるチェックは基本的にありませんが、学割で新幹線に乗る際は、本人の学生証所持が義務付けられています。必ず所持しておきましょう。